Q&Aコーナー

Q.音楽科で学んでいる生徒たちはどんな目標を持っていますか?
A. まず、音楽を楽しみたい。生徒たちを見ているとそんな気持ちが伝わってきます。将来音楽関係の仕事に就くために、音楽系大学への進学を希望する生徒がほとんどですが、従来のクラシック音楽をベースにした演奏・教育分野に加え、音楽療法、音楽マネジメント、ポピュラー音楽など生徒のニーズも多様化していると思います。
Q.私は将来音楽の先生になりたいと思っているのですが、国公立大学教育学部への進学は可能でしょうか?
A. 十分可能です。大学入学共通テスト5教科受験に対応したカリキュラムになっていますので、小学校・中学校・芸術課程などが設置されているほとんどの大学の受験ができ、これまでに多くの先輩方が教育学部への進学を果たしています。また、音楽科としては数学もバランスよく履修できるカリキュラムを実現し、教員志望のニーズに対応する万全の体制を整えています。学習内容だけでなく経済的な観点からも、普通科から音楽の先生を目指すよりも圧倒的に有利な受験ができるといえます。
Q.中学校での部活動を通じて音楽が好きになり、専門的に勉強したくなりました。専門的なレッスンは受けたことがないのですが、音楽科を志望してよいものでしょうか?
A. 大丈夫です。声楽や管打楽器を専攻する生徒の場合、そのようなケースは珍しくありません。夏季・冬季のオープンレッスンや中学3年生対象の体験入学では、個人レッスンを通じて実技診断やステップアップのためのアドバイスを行っていますので、まず体験してみることをお勧めします。
Q.音楽科に入学するためには、どのように受験勉強を進めていけばよいのでしょうか?
A. 音楽科の受験では、学力検査に加え適性検査があります。まず厳しい受験勉強期、学力検査にむけての5教科の学習と適性検査にむけての練習の両立ということを考えなければなりません。毎日の自分の生活を振り返り、時間を有効に使うこと。特に5教科の学習については計画を立てて学習を進めることが大切です。
 適性検査の判定には、現時点での音楽の力だけでなく将来性も加味されますので、あまり背伸びをせず、日頃の練習の成果が出せるよう、落ち着いて臨んでほしいと思います。
Q.私は小さい頃から音楽の個人レッスンを受けていますが、音楽科に入学すれば今習っている先生のレッスンはやめることになるのでしょうか?
A. 学校外のレッスンについては何の制約もありません。これまで習ってきた先生のレッスンを継続するのもやめるのも自由です。レッスンを継続する場合は、その先生に学校での試験の課題曲等もお知らせして、学校での実技担当の先生と連携して指導できるようお願いしています。