【カエル大爆発 〜ホルマリン編〜】
作 カエル
どうもみなさん初めましてorコンニチハ、我輩はカエルと申します。
お会いできて真に光栄です。(貴方にとっては「光栄」というより「災難」)
…さて、それでは早速作品の説明をさせていただきたいと思います。
まず初めに、題名を見ていただければ分かると思いますが、この文書(そもそもこれは文書というのかどうかも不明)は普通じゃありません。
むしろ、見た人にはもれなく後味の悪さがついてくると言ってもいいでしょう。(笑)
あと、この文書の中では有害な表現も数多くあると思われますが、そういった表現が見たくないという健全な貴方は、最初からこの文書を読まないことをオススメします。ええ、ホントに。
というわけで、(一応)忠告(というか警告)はさせていただきましたので、
「有害でもいい!私は読むッッ!」という素敵な貴方以外は、お願いですから読まないでください。←必死(笑)
ちなみに、『ホルマリン編』というからには、他にも『解剖編』や『食用編』などもあるのでは…と思われるかたがいらっしゃるかもしれませんが、我輩の気分しだいで制作…ということもありますので、なにとぞご了承ください。(笑)
それでは本編に移ります。覚悟はいいですかッ?(笑)
◇◇◇
とある場所にそのカエルは住んでいた。
年齢不明。出身地不明。知能レベルカエル並み。(いや、カエルだから)
血液型不明の、ごく一般的なカエルである。(そうか?)
…なぜカエルが日本語を喋るのかというところには、あえて触れないでいただきたい。
「フッフッフ。今日もいい天気だ」
カエルはご機嫌である。カエルのくせに雨は嫌いらしい。
てくてく歩きつづけると、後ろからすごい金属音がした。
「ん?」
振り向くカエル。すると…
ガーッ!パッパーッ!ブロロロロロロロロ!
なんと!トラックがものすごい勢いで突っ込んできたのだ!!
「ぎゃああああっっっ!」
紙一重でトラックをかわすカエル!
すると、今度は何かとぶつかった。
「あいた!」
「ぎゃっ!」
ぶつかった相手は、近所に住んでいて、カエルのことを「オヤブン」と呼ぶカエルだった。(カエルばっかりかい!)
「あっ、オヤブンじゃないですか!どうしたんです?今日は道路なんかでウロウロして…死にますよ?」
「笑顔でシャレにならねえこというんじゃねえ!」
ちなみにカエルは、自分が「オヤブン」と呼ばれているため、このカエルのことを「下僕」と呼んでいた。(オイ)
「ところで、下僕。お前こそどうしてこんなところに居るんだ?」
「ハイ、それはですね、今からちょっと出かけるところがありまして」
「出かけるって…お前が?」
「ハイ。おかしいですか?」
「いや…」
オヤブンは黙った。
なにせこの下僕はかなりの方向オンチなのだ。
しかも、パニックを起こすと何をするのか分からない。
考えた末、オヤブンはある結論に達した。
「よし。お前一人で行かせるとかなり心配だからな。俺もついていってやろう」
…そして、歩き続けること数十分。
「あっ、そこの角を右です」
下僕が言った。どうやら順調に進んできているらしい。
オヤブンが先頭になり、下僕はその後をついて行くという感じになっている。
「ここの角を右…って…お前、こっから先は森じゃねえか!」
オヤブンは叫んだ。
そもそもカエルが森に何の用だというところだが、それだけではなく、この森はよく熊が出ることで有名だった。
「そうです、オヤブン。この森にはとてもよく効く薬草があるらしいんです。僕はそれを採ろうと思いまして」
下僕はニコニコ顔で答える。
「じゃ、じゃあ、その薬草とやらを採ったらすぐ帰るんだな?」
オヤブンは聞いた。こくりと頷く下僕。
ここでこのカエルを見捨てるのは、オヤブンのプライドが許さないらしい。
「そ、それじゃあ、行くぞ」
オヤブンは意を決し、森の中に足を踏み入れた。
「ところで、その薬草ってのは、どんな色なんだ?」
オヤブンが聞く。
「えっとですね、色は…赤色だったと思います。」
「赤?」
赤色の薬草ってのは薬草として機能するのかどうか不安になったが、
オヤブンはぼうぼうに生えた草木をガサガサとかきわけ、赤色の植物を探した。
すると…。
「オヤブン、後ろ、後ろ!」
下僕が真っ青な顔で叫んでいる。
「どーした…?」
オヤブンが振り返ると…、
「ガ――――――――――――ッッ!」
「ぎゃぁあああ――――っっ!」
そう、そこに居たのは熊!(お約束!)
「オヤブ―――――――――――――ンッッ!(泣)」
下僕は叫んだ。
しかし、その叫び声に反応した熊が、今度は下僕に襲いかかった!
「ガ――――――――――ッッ!」
「わ―――っっ!(泣)」
下僕の叫び声に反応し、かろうじて熊の一撃をかわしていたオヤブンは、
慌てて近くに立ててあった看板を掴み、反撃を試みた!
「うおりゃあああッッ!」
バッシ!(熊の足に命中)
「ど、どーだッ!」
「ゴガアアアアアアッッッ!(怒怒怒怒怒)」
ズバギャッ!
なんとオヤブンは、激怒した熊に殴られ、地面に思いっきり叩きつけられたッ!
辺りに鮮血が飛び散る!(笑)
「いやあああああ!オヤブンがあああああッッ!(激泣)」
泣き叫ぶが何もしない下僕!(オイ!)
「大丈夫だ!俺はまだ生きてる!」
またしても生きていたオヤブン!(不死身?)
しかし額から血をダラダラと流している!
「オヤブン!額から血が!(泣)」
「大丈夫だ!この物語は多少の流血で主人公を死なせたりしねえ!」
バッキャ!(熊、またしても一撃!)
「ぅぐわッ!(オヤブン吐血!)」
倒れたオヤブンのもとに駆け寄ってきた下僕!そこで言ったことは!
「主人公は僕だ――――ッッ!」
なななんと!下僕は自分が主人公だと思っているらしい!(笑)
それを聞いたオヤブン、びっくりして飛び起きる!(怪我は?)
「何言ってんだ!主人公は俺に決まってるだろうがッッ!」
ドクドクと血を流しているが、そんなことは気にせずに自分が主人公だと言い張るオヤブン!(オイ!)
「いや!主人公は僕です!
だって僕が薬草取りに行くって言ったから、このお話が始まったんじゃないですかッッ!」
必死で訴える下僕!(というか、このストーリーは何?)
「うるせえ!お前は一人で無事に薬草探す事ができねえだろうが!」
「そんなこと誰が決めたんですかッ!僕は一人で何でもできます!」
「それは若者によくある、思い上がりっちゅーヤツだろうが!」
「何で僕と同い年のオヤブンに、そんなこと言われなきゃならないんですかあああッッ!(泣)」
泣きながら訴える下僕と、血を流しながらそれを否定するオヤブン!
しかし、そこに今まで無視されていた熊が再び!
「ゴガアアアアアアッッッ!(←怒りMAX)」
さすがは熊!討論に夢中になっているカエルに無視され続けたということで、
プライドが深く傷ついたらしい!先ほどよりもずっと凶暴になっている!(誰か止めてやれ)
そんな熊が叫びながら二匹を襲う!
「グアアアアッッッ!(怒)」
「「うるせえ!(激怒)」」
ドバギャッッ!(←クリティカルヒット)
おーっと!これは素晴らしい!激怒した二匹の一撃が熊に命中!
ドサッ!(←熊、転倒!)
しかし!もはや誰が主役かということに夢中になっている二匹は、
熊を倒したことなど全く眼中に無い!(いいのかそれで!)
しかも!討論を続けながら去ってゆく二匹!これではさぞかし熊も無念であろう!
だが、これ以上熊を暴れさせる予定は無い!
というか、この文書を書いているのは〆切二日前なのだ!
作者にも余裕は無いッッ!(オイッッ!)
そうこう言っているうちに、森の入り口まで戻ってきた二匹!(速ッ)
「ん?」
「あ!」
そう!そこで見つけたものは…赤色の薬草!
「やったぜ!何かよく分かんねえが、薬草ゲットだ!」
「それじゃ、帰りましょう!」
◇◇◇
当初の目的(いや、作者もそんなこと忘れていたが)
『薬草』を手に入れたことで幾分落ち着いた二匹。
まだ主人公問題が残っていたが、そこはあえて『二匹が主人公』ということにして、
(いや、作者としてはもうどっちでもいいのだが)
そのまま帰宅。
◇◇◇
「では、早速この薬草を使うことにしましょう!」
「おお!丁度いいことに、俺が怪我してるからな!」
丁度いいのか!とツッコミたくなるところだが、
下僕が手にしている薬はもはや原型をとどめておらず、
赤色だったのに肌色になっている!
「おおおおおおオイッッ!大丈夫なのかそれは?」
さすがにかなり不安がるオヤブン!
そんなオヤブンに下僕が言う!
「大丈夫!死にゃーしませんよ!(にっこり)」
「根拠の無いことを自信持って言うんじゃねえッッ!(泣怒)」
ズザザザと後ずさるオヤブン!
そして、そんなオヤブンににじり寄る下僕!(強くなったなァ)
「ここまできて、往生際が悪いですよッ?ホラ、動かないで!」
「ぎゃああああああああッッ!(泣絶叫)」
そして、オヤブンが目覚めたのは、それから数時間後だった。
「お前、俺を殺す気かッッ!(泣怒)」
「そんなつもりあるわけ無いじゃないですか!」
下僕の言葉に無言で激怒するオヤブン。(笑)
「あ、ところでオヤブン、あの熊は一体、どーなったんでしょうね?」
「知るか―――――――――ッッ!(泣)」
END
◇◇◇
はい!やっと終わりました〜(作者の)カエルですッ♪
…いや〜まさかこんな作品になるなんて全く思ってもみませんでしたが、
最初に警告させていただいたとおり、自分で見ても嫌になりますね!ハイ!(激泣)
気分を悪くされたかたには、あらためてお詫びを申し上げたいと思います。
…苦情、批判、文句も受け付けております!(泣笑)
そして…もし!お楽しみいただけたかたがいらっしゃるなら、次回も書くかもしれません!(笑)
どうぞお楽しみに〜♪(やめなさい)